ノマド緊急用端末
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旅先で端末が立ち上がらなくなる、最悪端末が盗難にあう。などの緊急事態発生時に使えるスティック端末を構築。
ラップトップで様々なディストリビューションを使ってみた感じDebian・TestingのBullseyeで作ることにしました。 Busterでもよかったのですが、使いたいソフトのいくつかとアプリのバージョンを考慮してBullseyeにしました。
すでに32GB分はzfsのミラーリングに当てているので、 インストール時にクリーンな環境が必要なディストリビューションは使えませんので、 使ってみたかったFedoraやTailsOSは選択肢からは除外でした。
Testing環境でも安定しているし、更新もそこまで頻繁に行わないだろうので適任かな、妥当かつ無難なチョイス。
利用するのはタイで買った、SunDiskの64GBのものを使います。 速度は今ひとつですが、小ささが魅力です。
今回はパーティションを暗号化(お初でございます)しました。 (ラップトップの端末でも行うべきなのだろうけど、ファイルシステムがBTRFSを選択してしまったので暗号化は今の所サポートされていない。。) パーティションを選んで暗号化して、その後にファイルシステムを追加するのが今までのプロセスと違ってすこし戸惑いました。
最初のインストール時には、ラップトップ側のEFIパーティションをマウントしていたようで、 他の端末からは起動できません。(厳密には不可能ではないようですが、、)
ということでちょっと不手際があって、インストールし直しました。 パーティションレイアウトは以下、
- EFI.fat : 200MB
- /boot.ext4 : 300MB(要らんかったのかな。)
- 暗号化パーティション : システム領域(23.xxGB)
- /mnt/share.fat : ちょっとラップトップにつないでファイルを共有したい時などのシェアフォルダー(4GB)
- xfs : ラップトップとミラーリングで使っている(32GB)
でインストールしました。
が、慎重に割り当てを行ったつもりではいるのだけど、 勝手に端末の方のEFIを読みに行くようです。。。
方法はあるように思えたけど調べるもの面倒だったので、 結局もう一度、インストール端末のThinkpadから内蔵SSDを抜いた状態からインストールしました。
で、無事終了。おまけ後も続きます。
おまけ
と、思いきやSSDを戻したThinkpadが起動しない。。 裏蓋を開けると、ACプラグを刺さないと起動しないというのは知っていたけれど、 うんともすんとも言わず。。
リサーチ後、リセットキーなる小さな穴が裏蓋にあり、クリップの先で押すことでリセットされるとのこと、 なにがリセットされるかはわからないけれど、起動はする。
だが今度はSSDが認識されていないようであるべきブートローダーが起動せず。。
交換時に静電気で飛ばしてしまったかも、、と、 数回取り外しては試してもだめ。。
皮肉にも数十分前に作ったUSBスティックDebianを起動、 Diskアプリで確認も認識はされていない。こんな用途で使うとは想定外。。
データーはバックアップしているので、失ってしまうもはそんな無いのですが、 ようやく落ち着いたマルチ環境をまた構築するのは、かなり面倒。。(こっちの方は手を付けておらんかった。。) これはAppleM1に移行せよということかなと思いつつ、
イライラしても何にもならないので、とりあえず、ふて寝。。
で、復帰に向けあーしようか、こ〜〜しようかを考えて、 まぁ、最後にもう一回だけ立ち上げてみようかなと試したところ、
見事起動!
一体何が起こったのか、悪かったのかわからないけど、結果お〜らいです。 日頃の行いが良いということでしょう。誰にだかわからんけど、感謝。
そして、緊急用ということでもあるので、 いくつかのアプリ・ドライバーをインストールしました。
なるべく素の状態で使いたいのですが、
- Bitwarden: パスワード・マネージャー
- Syncthing: 他の端末との同期(保険関係とかの重要書類などを同期)
- Electrum: ウォレット・アプリ
と、こんなもんでスタート。日本語環境も入れてません。 容量は23GBと必要以上あるので、 メール環境やブログの更新もできるようにするかな。
起動はブートローダーからログイン画面が出るまでだいたい20秒くらいと割と早いです。 緊急用であれば十分な感じです。ちなみにUSBメモリーはアマゾン・レコメンドのものが一番早かったです。 結局SandiskのUSBを丸々コピーして使うことにしました。
デビアンのBullseyeは夏頃にFixということなのでたまに立ち上げてアップグレードする必要があるやもです。
記事:
- Live Linuxを試す:Manjaro, MXLinux, DebianをMacbook Airで動かしてみました。
番外編: TailOS
そして、USBスティックLinuxの雄、ちょっと気になるTailOSも調査中。コールド・ウォレットスティックにしようかなと。
(高耐久・高速のフラッシュメモリーをヨドバシ取り寄せ中。。)
更新履歴
- 2021-02-07:Debian Bullseyeでの製作メモ追加。
- 2019-09-15:Live Linux(Manjaro, MXLinux, Debian)をMacbook Airで動かしてみました。記事へ
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