| categories:mumble
ビットコイン・マキシ vs ゴールド・バグ
Bitcoin is the asset for the rational Optimist.
Gold is the asset for the irrational Pessimist.
(S. coin is the asset fot the fatalistic Denialist.)
将来への投資、長期の資産(Store Value)として考えると、
現金はインフレによって、年と共に目減りしていく、
株は孫まで残せるほど、その会社の存続や繁栄は保証されないし、期待もできない。
土地や建物は、資産税や環境により失う可能性がある。
ゴールドは長い人類の歴史を経て、価値があるものとして認識されています。
物質的に風化したり、錆びたりしない、確り保存をしておけば、千年万年の保存も問題はない。
それほど利回りの良い資産にはならないけれど、インフレ・ヘッジには持ってこい。
ビットコインはブロックチェーンに保存され「24の単語」があれば、
いつでもどこででも携帯電話やコンピューターを使って取り出すことができます。
インフレ・ヘッジになるというシナリオは広く語られてきましたが、
インフレというより金融政策のバロメーターとして振る舞っている。
ビットコインは
- プロトコル(パブリックなペイメントネットワーク)
- 資産(Store Value): まぁ、ここは議論になる。
の2つの側面があり、
- 何も生み出さない(ここがウィークポイントになっている)
- 電力を多大に消費(ここはまぁ環境プロパガンダが少し感じられる)
- 思惑買いを煽る、ポンジスキーム
との批判がありますが、実はオーストリアン経済に強い影響を受けています。
- ハイエクが描く自由な通貨体制 : https://diamond.jp/articles/-/53364
- 貨幣発行を国が独占せず民間の競争に委ねよ : https://toyokeizai.net/articles/-/573878
そして、ぽっと出てきたものではなくて、上記の思想的背景とプライバシー侵害を懸念するサイバーファンク集団が試行錯誤の中、 Satoshiがやってくれました。
さて、ゴールド・バグ(コモディティを好む投資家)とは、フィアット・マネー嫌いで相性が良さそうなのですが、 噛み合わないし折り合えないご様子。価値のあるものは形がなければいけない、という頑なさか、 アナログvsデジタルとも言えなくもないが、、
Bitcoin vs Gold: The Great Debate with Michael Saylor and Frank Giustra 議論は非常に面白いので、ご紹介。
強引に、ざっくりまとめると。
ビットコイン:「暗号技術によって築き上げたこの金融革命が分からんのか?じじぃ〜」
ゴールド:「そんな、あめぇ〜世の中じゃねーんだよ、こんにゃろ〜」
という感じでしょか?違いが非常によくわかります。どっちも納得できる。
さらにおっかない、ゴールド・ホーネットのピーター・シェフ氏との議論はこちら
「おめぇ〜らは新参者なんだから、わしを説得してみせぇ〜や。」と、ガチですな、こわっ。
良い議論をは問題点を炙り出します。
それに対しての双方の考えを聞き、理解し自分で考える題材を提供してくれます。
新しい疑問や興味が湧いてきたりもします。
情報も偏りがちになってしまうこともあるので、
何事もオープンマインドで、対極にある意見に耳を傾けることが重要なんだなと。
まぁ、FTXのおかげで大混乱中の業界ですが、 浄化と理解が進むことを期待しつつ、
まぁ、この議論は永遠に相容れないなと、あとは市場に判断をお任せっす。