| categories:mumble
鍵を管理しなければ、それはあなたのコインではない
最近ようやく、マウントゴックスの件が落ち着いたと思ったら、 今回はこのFTXの大惨事（詐欺ともとれなくもないが、）。 詳細はまだわかりませんが、法律的にもグレー（本社はバハマかつ、規制が及ばない（ない）ので、）。 健全な激しい生存競争が上での結果とは言えないので、少しモヤモヤする。 リーマンショック時と似て、経営者に責任は負わされない（刑事的責任も無い）可能性が高いとも。
起業したFTXの姉妹企業アラメダリサーチ（投資会社）の起業資金は、日本とアメリカのビットコインの価格差でのボロ儲けというのもね、、
「 Not your Key, Not your COIN 」
鍵を管理しなければ、それはあなたのコインにはなりませんと、 ビットコインナーと口をすっぱーーく、マントラの如く、言ってきました。
日本のFTXは日本の規制内でのビジネスということで、 日本の利用者には影響はないと思われますが、 良い気持ちではないと思います。
一般の人たちは仮想通貨を全てを一緒に考えてしまいがちですが、 仮想通貨に関わる人たちは、この誤解を解く努力をする必要があると思う。 （私は説明下手なので、だれかもっと賢い人、ヨロ。）
ただ、仮想通貨と一言で言っても、ビットコイン、ステーブルコイン、その他のトークンは別物です。 規制のための議論は続いているのですが、この違いはしっかり理解して欲しい。
- ビットコイン（と一部のコイン）は：発行者が存在しない故、石油や金・銀と同じく、コモディティ（商品）
- ステーブルコイン：US$1 == USDT 1、と法定通貨にペグされたもの（実際ベグは外れることもあるので注意）
- イーサリアムやその他のトークン：株のような証券（発行者がいて、発行時にVCから資金を調達したり、事前配布・販売などできるが故）
ビットコイン（多分イーサリアムも）は、このFTXのような問題を引き起こす金融システム・ビジネスへのアンチテーゼとして作られた背景も知ってもらえるとね。
Permissionless, decentralized finance is our salvation, if only we have the courage to seek, build, and utilize it.
パーミッションレスで分散型金融は、それを求め・構築し・活用する勇気さえあれば、私たちの救いになる。
- Erik Voorhees
取引所は Proof Of Reserve : https://niccarter.info/proof-of-reserves/ と保有資産の透明化を図ってきています。 様々な透明化へのフレームワークも業界内からできつつあるように思えます。 トークンも少し規制されていくと思いますが、イノベーションの妨げにならなければ良いなと、
こちらの記事は情報提供が目的であって、投資アドバイスではありません。仮想通貨全般に言えることですが、投資の際には、リスクへの理解とDYOR (Do Your Own Reserch)を忘れずにしてください。
