MullvadのVPNサービスを利用し始めました。 Wireguardを使いたいということで、iVPNという会社との2択だったのですが、 MullvadはOpenWRTの設定マニュアルがあったのでのでこちらにしてみました。
各プラットフォームでのアプリが提供されています。 AndroidとiOS版では問題ありませんでしたが、MacOS版ではちょっと不具合がおこる。 (レポートも送っときました)
最初の立ち上げでは問題なく動いていたのですが、 アップデートの通知が出てきたのでアップデートしてみたところ それ以降アクセスできなくなる。
リスタートも、再インストールも、 最初にインストールした古いバージョンのものでも動かない。。 (Debianでも試したところ同じような症状が起こるが、再インストールで復帰する。)
設定はクリアーされているはずですが、なんとも不思議な感じ、 MacOSはメインマシーンなのでなんとかならんかなと、 レポートの報告メニューからログを見ることができたのでちょっと眺めてみたところ、 やっつけ解決策を発見しました。
とりあえず、Mullvad-Daemonが起動していないのが問題のようで、 ターミナルよりコマンドでDaemonを起動してあげれば動くようになります。
$ sudo /Applications/Mullvad\ VPN.app/Contents/Resources/mullvad-daemon
ただ、ちょっとバッテリー喰いな感じあります。。
Wireguard
WireguardはOenVPNと比べ早いと言われています。 評判通り、というか思いの外スピードが出ます。
利用者が少ないのかもしれませんが、ほとんどロスなし、MacOSで無線経由ですが爆速です。 ほんとに動いているか逆に心配になるくらい、びっくりです。 アンドロイドからは240Mbs。
おまけ:OpenWRT (PiA+: Modem <- USB Ether <- Internal Wifi)では87Mbsくらいのスピードがでました。
Mullvadは
- お試しなし
- 長期割引きなし
- アフィリエトなし
- メール登録なし
- 現金払いOK
「うちのサービスには自信があんねん」と堅気な雰囲気を醸し出す珍しい会社です。 ネット上での評判も良いですし、FirefoxVPNのバックエンドを提供しているので信頼性も高いです。 シンプルなウェブサイトだし、ロゴもちょっと可愛らしいし。
個人的には、タイトとインドにもサーバがあればパーフェクトなんですけどね、、 一月5ユーロが少々高い感じもしますが、VPNに関心のある人にはお勧めします。 (ただし、ストリーミング系サービスは非対応なのでそのところは注意です。)
と、もう一つ。
同時接続最大5台まで可能のようですが、Wireguard接続には端末に鍵が必要で、その鍵は最大5つまでしか登録できません。 もちろん鍵の削除・変更・追加発行は可能。もう一声欲しい。。
- iPhone
- Android
- ルーター (GLiNetのルーターは設定も一発)
- OpenWrt.PiA+ トラベルルーター (Mullvadのマニュアル通りで問題なく動作、アドブロックも併用)
- MacOS
- Debian
自分のように同じ端末に、複数OSを走らせている場合で上限に引っかかってしまうと、 ちょっとあっちを抜いてこっちを登録、でこっちの鍵を消して、あっちに追加みたいな作業が必要なるのでちと面倒になるかな。。 (まぁWireguardのルーターを経由すればいいのだけど、通信速度がね。)
手元にもう行かない・行けないだろう、NZ$やAU$(計30ユーロくらい)があるので現金払いを試してみるかな。 でも封書で現金を送るのはいけなっかたよ〜〜な。。
追記:
3月10日より、プライベートDNSサービスも始めたようです
doh.mullvad.net
もしくは
adblock.doh.mullvad.net
にてアクセス可能のようです。アドブロックはシンプルな感じらしいです。
ソース: https://mullvad.net/en/help/dns-over-https-and-dns-over-tls/
おまけ
VPNサービスを使うべき10の理由:「10 Reasons Why You Must Use A VPN Service」 FossBytesより(FOSS: Free + Open Source Software)
まとめると理由は次のとおり。
- RadicoやNetflixなどのストリーミングサービスを海外にいる時にも利用ができる
- プライバシーを守ることができる
- 公衆無線LANを利用する時のリスクを低減
- インターネット・サービス・プロバイダーのモニタリングを回避
- 会社や大学、教育機関などにおける規制を回避
- 政府によるインターネット検閲を回避
- VoIPをより安全に利用できる
- インターネットにおける活動を隠匿しやすくなる