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Mi Max3 GSI Romをインストール
- ヘッドフォンジャックが使用不可
- モバイル通信機能が使用不可:SIMの認識はしているようなので、もしかしたらSIMの設定上(APN設定)の問題なのかもしれません。 Biglobeのドコモ版では使えませんでした。
結局、MIUI.Eu版にNandoroidをつかってDe-Google化しました。。
このMi Max3はXiaomiでは珍しく長期販売中であるにも関わらず、 開発のフォーラムは全然活発ではありません。 しかも 使っていたLineageOSを移植してくれていた開発者のかたも去年の1月よりサポートが終了。 セキュリティーパッチが当たっていません。
そんな中、GSI形式でインストールが可能になっていると、ロシア語やらなんやら情報が出てましたので、 MIUIのできも悪くはないのですが、ちょっと試して見ました。
de-Google化の一環としてCustomROM+Micro-G
をインストールします。
上手く入っていないのですが作業手順は以下の通り、多分他のXiaomi端末なら同様の作業でインストール可能だと思います。
インストール作業
事前にブートローダーの解除とOrangefoxのインストールが必要です。(割愛) TWRPは動かないと言うことで、代替アプリのOrangeFoxを使います。
- Orangefox: https://orangefox.download/device/nitrogen
必要なファイル
- 最新中国ベーターロム。(MIUI.EUでは動作しません)
- GSI Rom: ASOPもしくはLineageOSのシステムイメージをダウンロードします。
- China Beta: https://forum.xda-developers.com/t/rom-nitrogen-recovery-fastboot-official-recovery-fastboot-roms-for-mi-max-3.3827503/
- ASOP: https://github.com/phhusson/treble_experimentations/releases
- LineageOS: https://sourceforge.net/projects/andyyan-gsi/files/
- GSI Romのリスト: https://github.com/phhusson/treble_experimentations/wiki/Generic-System-Image-(GSI)-list
作業手順
- リカバリー・モード(Orangefox)で起動
- data, sytem, art/davlik, cacheをワイプ
- チャイナ・ベーターロムを焼きます。
- cache, dalvikをワイプ
- ファーストブート・モードで再起動
fastboot
コマンドでシステム領域にダウンロードしたイメージファイルを焼きます。
(Orangefoxを使ってインストールもできるとも書いてありましたが、起動の途中で止まりました。)
$ fastboot erase system
$ fastboot reflesh system <-- 他のサイトではこちらを使うとも。。
$ fastboot flash system lineage-17.1-20201215-UNOFFICIAL-treble_arm64_bvS.img
Sending sparse 'system' 1/3 (720896 KB) OKAY [ 17.801s]
Writing 'system' OKAY [ 0.000s]
Sending sparse 'system' 2/3 (720996 KB) OKAY [ 17.949s]
Writing 'system' OKAY [ 0.001s]
Sending sparse 'system' 3/3 (90996 KB) OKAY [ 5.219s]
Writing 'system' OKAY [ 0.001s]
Finished. Total time: 40.984s
$ fastboot rebooot
- 再起動で終了
Micro-G
Micro-GはF-Droidよりインストールします。レポジトリーの登録も必要です。
- F-Droid: http://fdroid.org
- Micro-G: https://microg.org/
必要なアプリは4つあります。
- Service Core (GmsCore)
- Services Framework Proxy (GsfProxy)
- Unified Network Location Provider (UnifiedNlp)
- Store (Phonesky)
※ ASOPとLineageOSのカーネルはパッチを当てないでもMicro-G(signature spoofing)に中途半端に対応しています。
Google Camera
GoogleCameraも使えるようですが、画像の処理に少し時間がかかりますのでオープンソースのOpen Cameraがおすすめです。
- Gcam(MGC_6.1.021_BSG_Arnova-TlnNeun_Urnyx05-v4.5.apk): https://www.celsoazevedo.com/files/android/google-camera/f/MGC_6.1.021_BSG_Arnova-TlnNeun_Urnyx05-v4.5.apk
- Camera2API : https://forum.xda-developers.com/t/camera-2-api-for-mi-max3-eu-rom-miui11-android-10-how-to-enable.4016661/#post-81149057
使用感
一通り試してみました。 LineageOS17(android10)と18、ASOP(Android11)、LeOS(Android11)全て起動・動作します。 しかし、すべてのRomで上記の不具合があります。ASOPでは時に画面がフラッシュし、LeOSは動作が少し緩慢です。
そしてMicroGの対応具合もLeOSを除いては中途半端な感じです。 必要なパッチは滝用済みと出ているので、大丈夫なように見えますし、動作もしているのですが。。
LineageOSでは動作も軽快で、Wifi端末なら問題ないのだが、、。
おまけ
文頭で書いた通り現在はMiui.eu+Nanodroidで NanodroidはMiuiで付属していたGoogleStoreなどのファイルを消去しMicro-Gに入れ替えてくれます。
https://downloads.nanolx.org/NanoDroid/Stable/
カーネルパッチ、Micro-G、Blomite WebViewをリカバリーモードより焼きます。
使用感はちょっとだけ引っ掛かりがあったりもするし、 Mi関連のソフトが少し怪しげなのが気になるのですが。
旅の途中のナビ、メールチェック、情報収集端末なので仕方なし。。
Miuiのランチャーが好きではないので、de-google化に少々矛盾を感じつつ、MSのランチャーを使ってます。。 こんな感じで仕上がってます。割と格好良く仕上がりました。
今になって、もしかしたらチャイナ・ベーターバージョンに問題があったのかもと、
グローバル・安定バージョンで使えるとほかのページで見る、、、
検証する気力がないので当分保留です。
追記(1月30日):グローバル・安定バージョン+GSIでも動作確認しました。と、MIUIはテンセントとかにパケットを頻繁に送ってますねぇ。。。
De-Googled Phoneを目指すなら、Pixelシリーズを買いましょう。 CalyxOS/GrapheneOSが簡単にインストールができておすすめです。