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Ubuntu 20.04 on Pi A&B
4月の下旬にリリースされたUbuntu 20.04 LTSをラズベリーパイ3Bと3A+にインストールしてみました。 その奮闘記を、
まずはダウンロードはこちらから、折角なので64ビット版を落しました。
https://ubuntu.com/download/raspberry-pi
インストールマニュアルはこちらにあります。参考のほど、Wifiの設定がラズビアンとは少し違います。 https://ubuntu.com/tutorials/how-to-install-ubuntu-on-your-raspberry-pi
ダウンロードしたファイルをEtcherを使い起動ディスクを作成。
まずは適当にSSDに焼き込んでみてスタート。 Pi 3Bにネットワークケーブルをつなぎ起動。
モニターを繋いでいないの詳細はわからないけれど、ルーターのログを見る限り IPは割り当てられていないようですのでNG。 MicroSDで起動して素直に作業することにする。 ブッチッと電源を抜き、SDカードを入れ再起動。 今回はIPが取れる。
SSHでログインします。 ユーザー / パスワードは ubuntu/ubuntu です。
ログイン時にパスワードを変更します。半ば強制。 シンプルなパスワードだとダメだと嫌われますので、 数字と大文字を含めたPassw0rdに変更します。
設定後セッションが切られますのでログインし直します。
guiness:~ jin$ ssh ubuntu@10.10.10.111
ubuntu@10.10.10.111's password:
Welcome to Ubuntu 20.04 LTS (GNU/Linux 5.4.0-1008-raspi aarch64)
* Documentation: https://help.ubuntu.com
* Management: https://landscape.canonical.com
* Support: https://ubuntu.com/advantage
System information as of Tue May 12 23:25:17 UTC 2020
System load: 1.66 Temperature: 64.5 C
Usage of /: 0.9% of 219.77GB Processes: 148
Memory usage: 36% Users logged in: 0
Swap usage: 0% IPv4 address for eth0: 10.10.10.111
* Ubuntu 20.04 LTS is out, raising the bar on performance, security,
and optimisation for Intel, AMD, Nvidia, ARM64 and Z15 as well as
AWS, Azure and Google Cloud.
https://ubuntu.com/blog/ubuntu-20-04-lts-arrives
8 updates can be installed immediately.
2 of these updates are security updates.
To see these additional updates run: apt list --upgradable
Last login: Tue May 12 23:23:56 2020 from 10.10.10.104
To run a command as administrator (user "root"), use "sudo <command>".
See "man sudo_root" for details.
ubuntu@ubuntu:~$
細かい情報が表示されます。アップデートの状況が出てくるのが少しありがたかったりします。 そして不思議なことに、ディスクのマウント状況を見るとSSDより起動されていることになっている。
ubuntu@ubuntu:~$ df
Filesystem 1K-blocks Used Available Use% Mounted on
udev 443472 0 443472 0% /dev
tmpfs 93004 3900 89104 5% /run
/dev/sda1 258095 62953 195143 25% /boot/firmware
/dev/sda2 230447972 2042776 218994444 1% /
tmpfs 465004 0 465004 0% /dev/shm
tmpfs 5120 0 5120 0% /run/lock
tmpfs 93000 0 93000 0% /run/user/1000
ubuntu@ubuntu:~$
外付け起動にて修正が必要なファイルのcmdline.txt
と/etc/fstab
をのぞいてみると、
ubuntu@ubuntu:~$ cat /boot/firmware/cmdline.txt
net.ifnames=0 dwc_otg.lpm_enable=0 console=serial0,115200 console=tty1 root=LABEL=writable rootfstype=ext4 elevator=deadline rootwait fixrtc
ubuntu@ubuntu:~$ cat /etc/fstab
LABEL=writable / ext4 defaults 0 0
LABEL=system-boot /boot/firmware vfat defaults 0 1
ubuntu@ubuntu:~$```
LABELを使ったちょっと変わった方法になっています。変更しようかとも迷いましたがこのままでいいかなと。 起動時に何かしらが必要なのでしょうか? SDカード自体も高価なものではないので入れたままにしておく。
しかしながら、解せず、、スッキリせず。。。
まだ何もインストールはしていませんが、htopはこんな感じです。
家鯖:Wireguardとウェブホストにするかな。
Pi A+ Mode3:てんやわんや
そしてお次はPi 3A+へのインストール。
こちらにはネットワークカードが付いていないので、無線LANの設定を行っておく必要があります。
マニュアル
にも書いてありますが、
network-config
に繋げるアクセスポイント名とパスワードを書き込むます。
そして、カードを刺し起動します。
が、、起動しているがネットに繋がらないようです。。 LEDが点滅していたりしてたので起動はしているとは思うのだけど、、 (5分くらいは待ったと思う)
で、Pi3Bに繋げ直してみて試すもネットには繋がらない。。 (こちらも5分くらい待った。) うぬぬ。。
でなんとなく、またもう一度、Pi A+に戻してみたら、あら不思議、繋がりましたーー。。。 何故??
ubuntu@ubuntu:~$ ip address
1: lo: <LOOPBACK,UP,LOWER_UP> mtu 65536 qdisc noqueue state UNKNOWN group default qlen 1000
link/loopback 00:00:00:00:00:00 brd 00:00:00:00:00:00
inet 127.0.0.1/8 scope host lo
valid_lft forever preferred_lft forever
inet6 ::1/128 scope host
valid_lft forever preferred_lft forever
2: wlan0: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc fq_codel state UP group default qlen 1000
link/ether b8:27:eb:d6:xx:xx brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
inet 10.10.10.113/24 brd 10.10.10.255 scope global dynamic wlan0
valid_lft 85802sec preferred_lft 85802sec
inet6 fe80::ba27:ebff:fed6:7148/64 scope link
valid_lft forever preferred_lft forever
結果オーライです、みなさん気長に待ちましょね。。
htopはこんな感じです。A+はサイズ的に好きなのだけど、RAMがもうちょっと有れば最高なんだけどねぇ。。
こちらは、作業が止まっている高機能トラベルルーターにもう一度挑戦するかな。 (ラズビアンではネットワークが遅くて使い物にならなかった。。)
おまけ:OpenMediaVault
Ubuntuにはインストールできませんでした。 NASのOpenMediaVaultはインストールスクリプトを走らせている途中でエラーが出ます。 素直にRaspbianを使いましょう。
ちなみにOpenMediaVaultをラズビアンで使ってみた感じだと今ひとつかな、、 NASとしてはPiには対応していないのだけどFreeNASがお勧め。