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OpenWRT on Pi A+ Model 3
ラズベリーパイのA+にOpenWRTをインストールをしました。 昨年途中で頓挫したトラベルルーターちょっとゲタを履き替え再構築を試みる。
パイA+には有線LANのポートがないので、ネットへの接続がちょっとややこしい感じである。 結局LANポートのあるパイ3Bを途中でインチキをして使い必要なソフト・カーネルモジュール等をダウンロードしてなんとか上手くいきました。 ちょっと手際が悪いというか、、なんというか。。
流れは以下。
- A+: オンボードWIFI有効化+アクセスポイント作成
- A+: Interface:LANをDHCPに割当
- 3B: ネットに有線LAN接続
- 3B: Wifiモジュール等インストール
- 3B: Interface:LANを固定IPに戻す
- A+: USBWIFIにアクセス先を登録
出来上がったA+OpenWRTと3世代くらい前のNEC無線ルーターで簡単にネットスピードを比較してみたけど、 まぁだいたい同じくらいの結果が出る。
果たしてこれは良いのか悪いのか。。
さて、まずは何度したことやら、定番の起動ディスク作成。 OpenWRTのイメージを下記よりダウンロード、そしてEtcherでMicroSDを焼きます。説明はいらんかな。
https://downloads.openwrt.org/releases/19.07.2/targets/brcm2708/bcm2710/
MicroSDカードをパイA+に入れ、 キーボードとモニター を繋いで起動します。
A+のオンボードWIFIを有効化
起動後コンソールにてオンボードWIFIを有効化します。 OpenWRTという名前のアクセスポイントが自動で作られる。
以下のコマンドを実行。
root@OpenWrt:~$ uci set wireless.radio0.disabled=0
root@OpenWrt:~$ uci commit
root@OpenWrt:~$ reboot
そして再起動。
他の端末より、WifiアクセスポイントのOpenWRT(オープンネットワークですのでご注意のほど)に接続。
ブラウザーで
http://192.168.1.1
にアクセスします。
ログイン画面にてルートのパスワードの変更を求められるでこの時点で行っておきます。
LAN設定編集(DHCPに変更)
そしてヘッダーの
[Network > Interfaces](設定ファイルは/etc/config/network
)
より LAN
を編集します。
有線LANで使うためProtocol
のStatic addressの部分をDHCPに変更します。
そして、設定を保存するとブラウザーでのアクセスができなくなりますので、 パイのキーボードから
root@OpenWrt:~$ halt
シャットダウンします。なんか中途半端。。とりあえずA+での作業は一時終了。
※ 作業はコンソールでしても良かったかもと、後で思う。
作業場を変えます。MicroSDを取り出してPi 3Bに入れ、 有線LANをローカルネットワークネットワークのルーターに繋ぎます。
ローカルネットワークがつながっているルーターよりPi 3BのIPアドレス確認して、 ブラウザーでアクセスします。
必要なモジュール・アプリのインストール
ウェブ管理画面上の[System > Software]より
緑文字のUpdate lists
でリストを更新。
USB無線LANアダプターのカーネルモジュール等をインストールします。
私の持っているWifiドングルはプラネックスのもの、
PLANEX GW-USNano2 802.11n Wireless Adapter [Realtek RTL8188CUS]
なので、フィルターにRTL81
を入力してkmod-xxx
をインストールします。
トラベルルーターで使うつもりなので、
TravelMate
というソフトもついでにインストール。
LAN設定編集(固定IPに戻す)
そして、前回変更したLAN設定を
今回はアクセスポイントして使うので
dhcpよりStatic address
に戻します。
アクセスポイント・ルーターのIPになるので、
192.168.0.1/24や10.0.0.1/24
などにします。
Pi 3Bでの作業は終了。Piの電源を落とし、MicroSDをA+に戻します。
OpenWRTに繋いで仕上げ
USB無線LANを繋いて電源を入れます。もうこの時点ではキーボードもモニターも必要はないです。
またまた、アクセポイントに繋ぎ管理画面に入ります。(アクセスポイントの暗号化もするのが良い)
[Network > Wireless]
Generic xxx
がWIFI端末、2つあります。一つは内向きのネットワークで、もう一つが外に繋ぐための端末になる。
Scan
より無線ルーターに接続します。同時に必要なInterface
も作成されます。
パスワードの設定など、細かに設定もできます。(割愛) 割とすんなりとWifiルーターの構築ができました。
ただ、ネットワーク名などやIP番号を変えたりするとアクセスが一時できなくなるので、
ちょっとした変更は、SSHから/etc/config/wireless
などを編集しるのが良いように思えます。
おまけ
SSHでログインしてみました。64Bitカーネルで動いているようです。
まだ何も入れていない素の状態なので、非常にスッキリしています。 プロセスも少ないし、メモリー消費26MBって非常に少なくてびっくり。 まぁルーターなので当たり前か。。
Syncthing, Radicale, TT RSS, Wireguardなんかを入れてシンプルに使っていこうかなと、、
追記:書き起こしてみると、ちょっと無駄があるなと、、自分へのメモでもあるからまぁよいか。。