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OpenZFSをMBAにて1ヶ月使ってみて
8 月が終わります。消費税アップまであと1ヶ月。買っておきたいものをリストアップしてます。 消費税が上がったら余計なものはもう買いません! これを機会にアマゾンからもオプトアウトするぜよ。支払いもなるべく現金でいくで〜。
さて、マックでの OpenZFS。シングルパーティション(複数のファイルシステム)と2点ミラーリング(MacBookAir と USB メモリー)を運用をしてます。 検証のためなので、あまり複雑な設定にはしていませんが、 1ヶ月が経ったので、問題点を雑感としてちょっとポストします。
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デスクトップをシンボリックリンクで ZFS にリンクさせているのですが、 ログイン後もマウントのタイミングが遅いのかデスクトップが反映されません、 ログオフして再度ログインでことは無いのですが面倒である。
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Hugo サイトジェネレーターのプレビュー時にファイルが読み込めないとエラーがでる、 ほとんどが画像ファイルで開いてみると問題ないのですが、 同じ症状になることが週に1・2度はあります。 いままでで一つのファイルだけ壊れて開けられないということがありました。 バックアップより持ってきて修正。
環境が macOS の El Capitan と少し古いバージョンからなのかもしれませんが、 今までほとんど出なかったカーネルパニックが、 多分この1ヶ月で4・5回はカーネルパニックになりました。
終了時に時間がかかることも数回。(特に USB メモリーと同期後。)
不定期にzpool status
で状況をチェックすると幾つかのエラーが検出されます。
zpool scrub
の修復コマンドで上で書いたひとつのファイルと、
カーネルパニックを起こしたスポットライトのインデックス
(インデックスの再構築でエラーは回避)以外は修復が可能でした。
ミラーリングは適当な感じ、
暇な時に USB メモリーを繋ぎzpool online
で同期します。
32GB と容量も大きくないので、数分で終了します。
作業も引きずられて遅くなることもありませんでした。
バックアップだと思えば、そこまで負担にはなりません。
半自動なところが良いところ。取り出しは、ブチっと抜いても問題はないようですが、
お行儀よく、zpool offline
で行います。同期作業の経過はzpool status
で確認ができます。
シングル・パーティションで使っているボリュームは ちょっと、大きいサイズ4 GB くらいのファイルを移動する時に 読み書きが若干遅いかなと思いました。 動画ファイルのような大きいファイルを頻繁に移動したりする人には ちょっとストレスになるやも。
アップデート:1.9.1 ~ 1.9.2
少し動作が安定してきていたようにも思えましたが、 openZFS の新しいバージョンが出ていたのでアップデート。 インストール作業は一回プールを切り離さなくてはいけないと警告が出ます。これはマウント先によっては面倒になるかもしれん。
そして行った USB メモリーとの同期がループする。途中で、システムを落とすと、フリーズ。 強制シャットダウン、カーネルパニックと、てんこ盛り。
数回 USB メモリーを繋げたまま再起動後に試すも NG、ブルーな気持ちになる。 で、環境を EL Capitan から Mojave に変えて同期を行った所、 数回ループするが再起動後に落ち着く。
シングルパーティションの方はエラーが数が 600 近くになっている。 修復コマンドも効かず、逆にエラーが増える。
zpool status -v
で 5 つぐらいの表示されるエラーファイルを消去・修復で復活。
消しても問題の無いファイルだったのよかったのですが、、先々ちょっと不安。
マウンティングポイント
Linux でも使うつもりでいるのですが、
OS ごとにマウントされる位置がちょっとよくわからず。
fstab を読み込むmountpoint=Legacy
なる設定があるのだけれど、
MacOS にての fstab.(vifs を使って設定)がいまひとつうまく動かない。。
いろんな意味でバックアップが不要になるわけではないのだけれども、 う〜ん、スナップショットをとってまた別の所にバックアップていうのも。。
(今ある機材で考えて上図のような3点ミラリングバックアップ・スキームにしようと思っている。マルチプラットフォームを考えるとチョイスが他に無いので、どうなろうと openZFS と一蓮托生ですな。)