OpenWrtのおすすめルーターの一つに弟分のGL.iNet GL-AR150が入っている Shadow AR-300M のレビューをしたいと思います。
このルーターに辿り着いたのは、PiHoleをラズベリアンにインストールしたりして、その流れで情報が入りました。
タイミング良く、VPNやセキュリティーのためちょっとなんとかしたいな、と思っていた矢先でした。
ソフトがインストールできる、PiHole同じ様な、Privoxyという広告ブロッキング・プロキシがあると、 しかも、オープンソースで様々なソフトがインストールできる。
作り
ちっちゃくて軽く、おもちゃのようです。しかし、見た目以上に高性能なようで、
- Atheros QCA9531 650MHz
- DDRII 128MB
- 128MB Nand dual flash
- 1WAN + 1LAN + 1USB ポート
- 802.11 b/g/n
- Webcam support: MJPG, YUV
- 58x58x25mm
- 39g
というスペックです。 5Gのワイファイは付いていませんが、アドオンで追加できるそうです。製造元のサイトにもまだありませんでしたけれども、。 消費電力も2W以下で、モバイルバッテリーでもかなりの時間動くのではないかと、想像。(追加ソフトの各種設定が終わったら、時間を設けて検証します。) GPIOやPCIeが付いてるので、モジュールとかつけることもできる?のでしょうか、ちょっと気になります。(ちっちゃい液晶 とか入れたい。ピンはある様だし、ライブラリが動けば、、)
内部の写真は、こんな感じです。あまりスペースはありません。分解はまだしてません。
初期設定
有線でも無線でも設定ができます。IPアドレスは192.168.8.1
。無線LANの場合はアクセスポイントから入ります。
- SSID:GL-XXXX
- パスワード: goodlife
ルーターにアクセスすると、自動で初期設定が始まります。
言語設定、タイムゾーン設定とパスワードの設定を行います。 終了後は再起動されます。
特にリピーターモードで通信が安定しないと、ユーザーサポートページに書いてあったので、現在滞在中のアパートの通信環境が非常に悪いので、ちょっと心配であったのだけれど、 心配は杞憂に終わり、あっさりよく切れてたのが、逆にすごく通信が粘り強くなりました。
そして、なぜか使っているMacBookのWifiの感度まで上がっています。今まで見えなかった、横のアパートのAPをつかむ様になりました。電波って見えないけど、なんか不思議ですよね。。
回線のスピードには改善は見られない様だけれども、接続はかなり良くなりました。
これはこのルーターだからという訳ではなさそう、、
特徴
様々なソフト(privoxy, munin-node, squid, tor, wireguard)をインストールすることができます。かなり自由度の高いルーターだと思います。オープンソースです。しかも、Torのオープン・ファームウェアまである。。
そして、Advance Settingで使うことになる、LuCI
簡単な設定は、他社と同じ様にウェブを通して設定ができます。 細かい設定は、SSHで端末に入ってもできるし、アドバンスメニューから、 OpenWrtのフロントエンド、LuCIより設定することができます。
気になっている、VPN+TORなどもインストールできる様なので、
詳細設定はLuCIを使って行います。SSHでログインして、confファイルをいじることももちろんできます。
さて次回は、アドバンス設定ページ、LuCIで詳細設定とソフトのインストール作業をしたいと思います。
英文ですが、このルーターのドキュメントも公式サイトで公開されています。 https://docs.gl-inet.com/en/2/hardware/ar300m/